終の棲家-やすらぎのデザイン
やさしく、温かな包み込むような内装、
南の陽は天井のルーバー越しにやわらかな光を落とします。
落ち着いた庭を見ながら、ゆっくり流れる時を過ごします。
堅牢で安全な建物、
光、熱、音、水、空気をコントロールした健康な、
やすらぎをデザインした住まいです。
28年前に宮脇檀建築研究室で担当した住宅を娘さん家族が使用しその奥に建てた、ご両親の住まいです。
旧家屋は5年毎のメンテナンスや浴室や犬小屋、駐輪場の改修などをおこなわせていただき、
経営する医院の休憩室、診療室、薬局・待合、トイレ、屋上防水、外壁改修、空調設備、給水・給湯設備など毎年のようににお世話になっております。
もう一人の娘さんのお住いも新築させていただきました。
家具などインテリアに造形が深く、様々なご提案をいただく、新人のころよりお世話になっている大切な方々です。
「やすらぎのデザイン」
高窓より天井ル-バー越しに終日柔らかな光が差し込みます。
景観は外周の建物が見えないように切り取り、隣家の緑の借景と小さな庭でやすらぎの空間をつくっています。
内装はナラの落ち着いた温かな空間となっています。
開口部は引込み障子戸です。
「手づくりすること」
手づくりのものは要望に最大に沿うものであり、唯一無二のものですが、狂いも生じ、メンテナンスも必用です。
クライアントとの長い付き合いの中、やはり選ぶのは手づくりです。
外内部建具、家具製作、食卓灯、読書灯、食卓、キッチン流しも製作です。
「吊鴨居」
和室の空間バランスを崩さずに仕切り、また広がりを妨げぬように吊り鴨居の引き込み襖戸を設けました。
奥の坪庭は寝室、玄関ホールとそれぞれから窓位置を替えて楽しめます。
「奥に潜む外観」
21年前に宮脇檀建築研究室で担当した住宅を娘さん家族が使用しその奥に建てた、ご両親の住まいです。
外内部の素材・デザインはそのまま使いました。
宮脇檀設計の住まいの奥に位置します。
「玄関・ホール」
明かりは天井より坪庭の緑が来客を出迎えます。